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【番外編 05/06/21-22 『5のCHORO』名古屋滞在記】   

 

マウリシオ・カヒーリョ率いるショーログループ「5のCHORO(Cinco no Choro)」が今年も名古屋にやって来てくれました。

前回のライヴリポートでも書きました通り、昨年は名古屋にしては極めて珍しい熱狂ぶりで、彼らにとっても印象深い一夜だったそうです。

そしてマウリシオの約束通り、今回はなんと首都圏でもやらなかった同一ライヴハウスでの2日連続公演が実現。

ひと昔前までは、ショーロ一本でのライヴ(それも全国ツアー!)の開催なんてありえないという状況だったはずなのですが、

(中南米音楽のコンドゥーKちゃんに言わせれば『ほとんど奇跡』なんですと)

明らかに風向きが変わってきていることを肌で感じています。ちょっとスカした表現ですが、

リオから心地良いショーロの風が吹いてきているかのようです。

さて。

今回サンバタウン店主は幸運にして、彼らの名古屋滞在にあたり色々とお手伝いをさせていただく機会に恵まれました。

そして本当に充実した時間を過ごすことが出来ました。その幸せな心持ちの余韻に浸りつつ、アカリ軍団東海道中膝栗毛(意味不明)を

紐解いて行きたいと思います。ただし本文はどちらかというと、店主が自分の記憶を整理するために文章化したやや私的な内容が

多く含まれておりますので、読んでて少々鬱陶しいとお感じになられる箇所があるかと存じますが、笑って許して下さい。

ていうかライヴ以外の裏話ばっかりなんですけどね(ガハハと破顔一笑して誤魔化す店主)。

 

Vol.1 名古屋入り

 

6/20(月)、公演1日前に5人は仙台空港からセントレ(笑)こと中部国際空港に降り立ちました。

その日店主ゼジは事前に物販のミッション以外特に任されてはいなかったのですが、火急の事態に備え、自宅で待機することにしておりました。

前日ヘルプが必要か確認したところ、熊本尚美さん(フルート)から「こちらで何とかします」との回答をいただいておりましたが

なんとなく胸騒ぎがします。

もし連絡がなければ、ちょっとここんとこバテ気味だったので寝て過ごそうかなと思い、二度寝のため布団をセットしたところで、

案の定携帯が鳴りました。尚美さんからです(笑)。仙台空港にいらっしゃる模様。

「あの〜、ゼジさんって、今、どこにいます?」 はいはいはい自宅です。出迎えOKです。お荷物だけなら運搬できますよー。

と、いうわけでさあ行こうぜ相棒・愛車TOPPOさん、軽四ながらウソのような荷物収容能力はCHOVE CHUVA大阪出張販売で証明済みだ。

この夏帰省するときに中部国際空港を使うので、まだ空港を見たことのない店主にとっては絶好の下見のチャンス。

名古屋は梅雨入りしたとは思えない陽射しのキツさ。えらく暑いけど快晴で道中が気持ちいい。

いやー交通費はかかるけどめちゃ便利なアクセス。キレイで良く計画された空港で好感持てますね。

それにしても搭乗口かと思ったところがなんと名鉄の改札口だったのにはたまげました。ある種異様な光景。

さて、彼らは13:30頃に到着口から登場。彼らの笑顔を見るのは1年ぶりです。

一行と挨拶しながら、その中にいた2連カヴァコケースを担いだ美しいレディと抱擁を交わしつつ、

「Cade Luciana? Cade?(ルシアーナはどこ?どこ?)」と訊いたところ、「ああ、もう先にブラジルに帰ったぞ」と

セウシーニョ(パンデイロ)がいつもの調子でナハハハハと笑って返しました。ルシアーナは本当にこちらが心配になるくらい

見事なまでにダイエットに成功しておりました。なんでも30kg減だとか。あっぱれです。一行は多少お疲れ気味のようですが

それもそのはず、週末「ニッポンのノルデスチ」こと宮城県白石市でライヴとオフィシーナ(移動ショーロ学校)を終えたばかり。

土日の夜とも白石のカフェ・ミルトンさんでホーダ・ヂ・ショーロ(プロアマ問わずみんな入り混じった『ショーロの輪』)に明け暮れたんだとか。

それにしてもなかなかにスゴい荷物の量。手荷物は各自持っていただき、スーツケース等はマイカーに全て収容。

助手席に1人だけ座れるので、ペドロ・アモリン氏(バンドリン)に同乗いただきました。残る4人はバス使用。

車中でよもやま話をしていたところ、嬉しいことにペドロが店主の作ったパンデイロのジングルを気に入ったということを話してくれました。

なんでも白石のホーダ・ヂ・ショーロの場で、はるばる大阪から白石までやって来た某P子嬢がペドロに自身のパンデイロを見せて、

店主の手打ちジングル(ショーロ専用・ヴェーリャグアルダ風)であることを説明してくれたのだそうです。ありがとう某P子ちゃん。

すっかり自慢話になってしまいましたが、プロのミュージシャンから自作楽器を欲しいと言ってもらえるのはこの上なく名誉なことです。

手前味噌ながらSAMBATOWNオリジナル純ショーロ用パンデイロです

ペドロは昨年の印象と変わらず、寡黙にして物腰柔らかなナイスガイでした。

そうこう言っているうちにTOPPO組・バス組とも名古屋中心部のホテルに到着・チェックイン。バス組は特に栄のターミナルから

歩いてホテルに移動したので、うだるような暑さにもう汗だくです。

次回までに全員・全荷物を収容できるように、マイカーをワンボックスカーかトラックにでも買い換えなければ。

 

まだ昼食をとっていない腹ペコのご一行、さっそく外出です。行き先はリーダー(マ氏)の「ラーメンが食べたい」の鶴の一声で決定。

行ったところは栄のちっちぇえラーメン屋。セウシーニョはしきりに「肉と米が食いてえ〜」と言っております。

お節介な店主はセウシーニョを夜にウルバナとか肉をたらふく食べられるところに連れて行こうかなと思いましたが、

今まで彼(セ氏)がそうしていないのはなぜかと思い尚美さんに小声で確認してみました。日本語だから小声の必要はないんだけど。

やはりグループのモットー「常にみんなで一緒に行動する」ことなのだそうです。なるほど。

でも白状しますけど、皆さんごめんなさい、お連れしたあそこのラーメン屋さん、

あんまりおいしくなかった・・・。

 

一旦店主は自宅へ戻ってから、夜に再びお迎え。尚美さん達が名古屋に来られるたびにコーディネイトに大活躍されている

織音工房のS井女史と合流し、ホテル近くの鍋屋さんで遅い夕食にありつきました。

5ならぬ4 no Chavu Chavu

このとき、年々ショーロにずぶずぶとのめりこんで行く店主は、前に座っていたペドロに質問をひとつ投げかけました。

「自分は今すごくショーロに挑戦したいと思っている。

パンデイロならそこそこ合わせられるけど、本当は弦楽器が弾けるようになりたい。

大阪、東京、白石みたいに、いつか名古屋でもホーダ・ヂ・ショーロをやってみたい。

でも自分は譜面も読めないし、コード進行等の基本知識もない。

そんなレベルの人は、どこから始めたらいいのだろうか?」

ペドロの回答は意外にシンプルでした。

「いいかい、まずは音を聴く、そして自分で音を追って弾いてみる。それだけだよ。

もちろん楽譜が読めるに越したことはないけど、

ブラジルでホーダやってる連中だって、譜面が読めるやつなんてそんなにいない※んだから。

時間がかかっても、少しずつ、集中して、できることからやればいい。

やってるうちに色んなことがわかって、色んなことができるようになってくるから」

と真剣な会話の合間にしゃぶしゃぶに食らいつくペドロ。

そういうことなのかあ・・・。道程は平坦ではなさそうだけど、要はJust Do Itの世界なんですね。

ここ名古屋では、手取り足取り教えて下さる先輩ショラゥン(ショーロ奏者)がいるわけではないのですが、

やれるところから始めてみたいと思います。

スローな曲から、ワンフレーズのアンサンブルだけでも、まずはそれを目標に。

 

 

さあ、明日からTokuzoでの2連戦、店主も日本一の売り子目指して奮闘しますべ。

 

※そんなにいない・・・というのはペドロが気を利かせて答えてくれたのだと思いますが、後でショーロに精通した色んな方々に
お話をお伺いすると「やはりホーダにしっかり参加して演奏するとなると、譜面は読めるレベルになってないと
苦しい」というのが大方の意見でした。ペドロの「色んなことがわかって、色んなことができるようになってくる」というのが
そのレベルに達することなのだということを信じ、ここに補足させていただきます。

 

 

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